Jan 03, 2008
中国人は英語名を勝手に決めて持っている?
外国人と関わりのない日本人にとって,外国人の名前は覚えにくく,発音もしづらいのですが,それは日本人と関わりのない外国人が日本人の名前に抱く感覚と同じなのです.日本人が外国へ行ったとき,例えば「私はキムラタクヤです」と初対面の人に自己紹介しても,なかなかフルネームを覚えてもらえません.せめてファーストネームだけでも・・・と思っても,タクヤがタクと省略されてしまうことは日常茶飯事です.このことについて,Sophie(ソフィー)という白人女性が北京で中国人にインタビューしている動画が興味深いです.
ソフィーは,まず自分のフルネームを中国人に発音してくれるよう頼むのですが,頼まれた中国人は全て言い切れません(つまり,中国人にとって欧米人の名前を1回で覚え,しかも発音するというのは難しいことを示している).次に,ソフィーは自分の中国版の名前が「スー・フェイ」であることを紹介し,その由来を説明します(これが面白い).そして今度は逆に,中国人に対して「あなたは英語版の名前を持っていますか?」とインタビューします.これが実に驚きだったのですが,多くの中国人が英語版の名前を自分で勝手に決めているのです(「多くの」と言っても,動画にある内容が全てなわけですけどね).中にはイケメンの外国人男性から与えられた名前だから気に入って使っているという女性や,上司から与えられたという男性もいました.ペットのイヌにまで「No No」という英語名をつけている女性もいました(でも,リンリンとかファンファンとか,同じ発音を2回続ける発想は実に中国的だと思いますけど).
中国人が英語版の名前を持っている理由は,簡単に言えば近年の急速な経済発展が背景にあるのです.海外の資本がたくさん参入し,外国人(欧米人)と共に仕事をしたり,e-mailを使って英語でやり取りする機会が増えている.故に,欧米人にとって馴染みのある英語名があった方が便利であるという理屈です.しかし,この理屈は日本人には(少なくとも僕には)抵抗があります.だって,例えば福田康夫首相がブッシュ大統領との親交をさらに深めるために,ボブとかアンディとかマイクなどと名乗るのと同じなわけですよ.福田首相のどこを見てもボブ的要素はないのです.
link: By Any Other Name? : Pause-ability
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