May 06, 2006

北見-旭川-札幌を往復して思った事

ちょうど7ヶ月ぶりに札幌へ行ってきました.帰りには旭川にも寄ってきました.これまでに何度も書いている事ですが,北海道というのは札幌だけしか発達していない,本当に偏った変なところです.今回も改めて痛感しました.北海道のよいところは本州にはない大規模な自然,そして開拓によって生まれた本州とはちょっと違った文化だとは思います.しかしあまりにも都市化が進んでいなすぎる.現在の北海道が開拓の結果行き着いた失敗作なのか,それともまだまだ開拓の途中なのかわかりませんが,北海道という広大な地の経済を札幌だけで賄おうとしているのだから,道経済が破綻寸前に追い込まれている現状も不思議ではないと思うのです.

札幌だけしか発達していないから,人々は札幌へ集まるわけです.今日昼間の買い物公園(旭川)は,連休中だというのに酷い有様でした.シャッターの降りた店はよく目に付くし,そこにいた人は高校生以下の子供かお年寄りが大多数.つまりお金を持っていない人たちばかりなのです.子供と不定期に訪れる観光客によって支えられる商店街はキビシイでしょう.それ以外の人というのはある程度お金を持っているはずだし,さらに車も持っている(運転できる)人たちなのです.車を持つ人は郊外へ出るのです.もちろん札幌へも出るはずです.高速を使えばすぐですからね.北海道第二の都市である旭川がこのザマなのだから,北見なんていうのは最悪なわけで,それより田舎ではもうどうしようもない現状が待ちかまえているのです.この状況は,少なくとも僕が北海道に来た8年前から全く変わっていません.と言う事は,北海道の開拓が始まってから今までの数十年間,ずっと変わっていないという事になります.ということで,この現状がこの先数年の間に激変する見込みはほとんど無いと言っても過言ではないと思われます.

なにも「北見を札幌のように都市化せよ」とは言いません.というかそれは無理でしょうし,そもそもその必要はないのです.もっと現実的なことを要求したい訳です.例えば,どうでもいい道路の拡幅工事や舗装修復などにかけるお金があるなら,そのお金を蓄積して幹線道路を整備してほしいと思います.既存物を改良するばかりではなく,無い物を造る方にも優先的な順位をおいて考えるべきではないでしょうか.JRもしかりですが,交通手段が便利になれば距離はさほど変わらずとも札幌や旭川が近くなります.はっきり言って,結局田舎ではまだまだ談合がまかり通っているから小さな工事が頻繁に行われるわけであって,それが綺麗さっぱり改善されれば北海道経済も改善の見込みが見えてくると思うのです.既存物を修理・拡幅するのは無い物を造るより簡単ですからね.なれ合いで簡単にお金を稼げるわけです.会社役員の天下りが未だに当たり前の事として続いていることからも分かるとおり,とにかく”なあなあ”なのです.生産性のかけらもありません.逆にいつまでもなれ合いが続き,入札があってないような物であるなら,北海道経済は全く変わらないし,それどころかどんどん悪化していき,いずれは北海道全体が過疎化するのではないかと思います.

北海道の行く末を総合的にリードしていくのが知事であるはずなのに,全然リードしているように感じないというのはどうゆう事なのか全くもって謎です.そうゆう知事が知事として現職を保っている事も謎だし,じゃあ道議は何をしているのかとか,市議,あるいは町議は何をしているかも謎です.しかし一番の謎は,北海道に暮らす人々の中に意見を発している者がごく少数であるという事実です.今のままの北海道でいいと思っているということでしょうか.だとすれば大変な勘違いだと僕は思います.北海道は気候的に住みやすい地です.でもそれ以外のところでは,今の北海道に対して僕はあまり魅力を感じません.それは僕が本州出身者であるからかと一瞬思いました.でも北海道出身の友達の中にも北海道の暗い未来を語る者がいるので,やっぱり一般論として通じる事実なのだと僕は思っています.北海道は一度国の管理下に置かれ,危機感を煽られた方がいいのかもしれません.そうでないと,例えば道州制を導入するなどの新しい策を講じても,別に意味はないように思うのです.


Posted at 19:06 in 主張・考察・その他 | Permalink | No Comment | | edit

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