今朝一枚のチラシが郵便受けに入っていました.
「市民公開学習会 なぜ合併!合併でどうなる?」
主催:日本共産党北見市議団
27日の19時からやるそうです.
市町村合併は全国で議論されていますが,北海道においては本州と同じ考え方は通用しないと思ってます.そう思う1番の理由は,広大な面積と過疎化です.北海道は見事なくらい一点集中型の地方自治体です.この一点集中型の街作りと,北海道民の気質(道民性)が,過疎化を生んでいると考えます.このエントリーでは,「具体的にどれくらい一点集中型なのか?」ということと「道民性」について考察し,その結果を過疎化に結びつけたいと思います(市町村合併問題については,気が向いたら別のエントリーで書くかもしれません).
人口とスタバとマックで見る一点集中度
北海道は,まさしく一点集中型な地方自治体です.これだけ広いのに”札幌しか”発展していない.これに旭川と函館がくっついている感じです.では具体的に,どれほど一点集中型なんでしょうか.まずは「人口=街の発展度」という仮定のもと,議論してみたいと思います.
北海道は212市町村で構成されており,総人口は約568万人です(以下,人口のデータはすべて平成16年9月のもの).面積は約7万8千平方キロメートルで,これは日本の国土面積の5分の1を占め,東京都の約37倍です.しかしこれだけ広大な面積を誇るというのに,石狩支庁(札幌市を含む周辺6市で構成)だけで,すでに総人口の半数弱(229万人)を占めています.旭川市(36万人)と函館市(約28万人)を合わせれば,総人口の半数を超えます.これはつまり,他の市町村(以下,道内の地方市町村とする)では人口密度が非常に低く,今回の仮定から言えば,その街の発展度も低いということになります.
北海道を南北方向で二つに分けたとき,札幌市・函館市・旭川市は半分より西側になります(旭川はちょっと微妙だけど).西側には,この3市の他にも,苫小牧市(17万人)・小樽市(15万人)・室蘭市(10万人)など,比較的栄えた街があります.一方,道東と言われる地域で比較的栄えている街と言えば,釧路市・帯広市・北見市くらいじゃないでしょうか.ちなみにこの3市の人口を合計しても,たったの約47万人にしかなりません.
街の発展度を示す人口以外の指標として,スターバックスとマクドナルドの店舗数をあげてみたいと思います.まずスタバ.北海道にはたったの9店舗しかありません.内8店舗は札幌市にあり,残りの1店舗は旭川市にあります(道東には無し).次にマック.北海道には105店舗ありますが,内54店舗が札幌市にあります.岩見沢や江別など,札幌近郊の市町村を加えれば67店舗になり,これに旭川と函館の分を加えると77店舗になります.ちなみに道東には15店舗しかありません.我が街北見には現在2店のマックがありますが,1店目が出来たのは2000年6月です.ほんのつい最近ですね.ちょっと話がそれますが,できた当時はすごかったですよ.片側2車線の道路なのに,なぜか左車線だけ渋滞.「なんで?」と思って右車線に入り”ごぼう抜き”してみると・・・なんとドライブスルー渋滞でした.そんなところです.北見って.
一点集中・道民性・過疎化
北海道民の気質として,就職・結婚をしても北海道から出たくないという人が多いみたいです.つまり彼らは札幌などの発展している街へ,職を探して移り住みます.そうすると,ますます発展している街は大きくなりますが,一方で道内の地方市町村は過疎化が進みます.仮に,彼らが東京など道外へ移り住んだとしても,やはり道内の地方市町村における過疎化は進みます.つまり,道内の地方市町村において,住みやすい街と就職先を作らない限り,過疎化の問題は防げません(当然,高齢化などの問題も出てくるでしょう).それなのに,市町村合併なんかしたら・・・となるわけです.
本当はこのエントリーの最後を市町村合併問題で締めくくりたかったのですが,だいぶ長くなったので,当初の予定通りここまでにしようと思います.北海道における(特に道東における)市町村合併の無意味さ(理不尽さ・強引さ)や,本州の考え方が適応不可能であると考える詳しい理由については,冒頭で書いたとおり,気が向いたらまた別のエントリーで書こうと思います.
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