2週間前にインドネシアの方とたくさん話しをする機会に恵まれました.日本と違う文化や言語など,面白い話を聞くことができたのですが,僕が一番驚いたのは原子力発電所の建設が計画されているということでした.驚いた理由は簡単で,インドネシアが地震大国だからです.同じく地震が多い日本にも原発はたくさんあるわけですが,日本でマグニチュード5規模の地震が発生しても死者が出ることは希である一方,インドネシアは必ずと言えるほどの確率で死者が出る(それも二桁の規模)ので,それというのは地震への対策が遅れている証拠と考えることができますから,そのような国に原発を建設することに驚いたのです.インドネシアの人々の暮らしを考えたら,事実上原発に依存している日本人としては「原発なんて作らない方が良い」とは言えません(僕が話した方は原発反対派でしたけど).でも純粋に考えて,インドネシアが原発を建設する事に対して恐怖を覚えます.原発が原因で生じる死亡事故は,津波が原因のそれとは訳が違うのですから.
インドネシアは石油や石炭など,とにかく資源に恵まれた国です.これを日本を含む諸外国へ輸出し,外貨を稼いでいます.それなのにエネルギー源を原発に頼らざるを得ないというのは,なんだか矛盾しているように思えます.でもそれが現状なんですね.「日本は技術貢献をすべきだと思う」などなど,いろんなことを考えさせられました.
インドネシア、原発計画を推進へ=原子力規制庁長官
【ジャカルタ21日】21日付のインドネシア英字紙ジャカルタ・ポストは、高まるエネルギー需要に対処するため、インドネシアは代替エネルギー源を見いだす努力の一環として、原子力開発計画を追求すると報じた。原子力規制庁のラスマン長官が同紙に語った。
ラスマン長官はその中で、政府は最初の原子力発電所を2008年に入札にかけるとの当初の計画を堅持する決意であると述べるとともに、2010年に建設を開始し、17年に電力生産につなげたいとの見通しを示した。同長官はさらに、「われわれは現在、確実に最も安全なものを入手するため、日本、米国、フランス、ドイツなどの諸国から必要な技術を探っているところだ」と述べた。(2007年2月21日)
【ジャカルタ6日共同】米地質調査所によるとインドネシア・スマトラ島中部パダン付近で6日、マグニチュード(M)6.3の地震があり、AP通信によるとパダン近郊で建物数百軒が倒壊、同国高官によると死者は約70人に達した。
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