Aug 09, 2008
キビャックという強烈な伝統食
世界中に存在する様々な食べ物や食文化の中には,我々日本人の多くが理解し難いものもあり,例えば生きているイモ虫や蛾の幼虫をそのまま食べたりするのもこれに当てはまります.キビャックもその一つ.アザラシと海鳥(アパリアス)を使ったキビャックは,アラスカやグリーンランドなどの北極圏に暮らすイヌイットに伝わる伝統的な食べ物であり,彼らにとっては最高のご馳走に相当するらしいのです.しかし,その作り方や食べ方に対する印象は「気持ち悪い」というのが正直な感想・・・.とはいえ,やはり「気持ち悪い」という感想は彼らイヌイットに対して失礼と思うべきでしょう.イヌイットが厳しい環境下で生き抜くための知恵が結集された伝統食を馬鹿にしてはいけません.
キビャックの作製方法 : キビャック2005
1.アザラシから、皮下脂肪を残して肉・内臓を除去。
2.得られたアザラシの生皮に羽根付アパリアス(数百羽)を詰め込む。
3.開口部をアザラシの腸製糸できつく縫い閉じる。
4.ウジ発生防止のために、縫い目にプヤ(アザラシの油脂)を塗布。
5.地面に小石を敷き、鳥詰アザラシを仰向けに安置する。
6.上から大きな石で二重三重に被覆する。
7.そのまま約二ヶ月間、熟成させる。
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