May 27, 2007

知ってる事と知らない事と

前回の「世界ふしぎ発見」で,板東英二氏が「海洋深層水と言うように,海の水も深いところでは真水になるんですよ」と発言し,それについて誰もツッコミを入れないという凄い場面に遭遇しました.もしかすると,草野さん辺りは番組の流れを考えてあえて突っ込まなかったのかもしれませんが,とにかく「え?」と思えた瞬間でした.しかし世の中には自分が知らない事の方が圧倒的に多いわけで,そう考えるとまあ仕方ないか,という気にもなったのでした.でもテレビという影響力のある場で,ああいった発言を真剣且つ堂々とするのは良くないと思いますけどね.周囲にとっても視聴者にとっても,そして何より本人にとっても.ギャグでないなら無知の知は大事です.

自分がちょっと知っている事だから違和感を覚えるという例は結構あります.例えば南極で大規模な融雪が生じている事を報じるasahi.comの記事もその一つです.確かに内陸部において気温が上昇し,大規模な融雪が生じているという事実は興味深いです.ですが,日本の南極観測隊に記者を同行させている同社の記事で,なぜ昭和基地周辺での事象を例に挙げた記述が無いのでしょうか.棚氷の流出は昭和基地周辺でも起こっている現象なのだから,わざわざ日本人にとって馴染みの薄い南極半島の例を挙げなくてもいいと思うのです.

逆に,自分が知らない事で興味を惹かれた話題について,最近の2例を書きたいと思います.1つ目は,北九州で光化学スモッグが発生し,85校の小学校で運動会が中止になったというニュース(こちら).我が国における光化学スモッグの被害なんていうのは,高度経済成長期における,いわば過去の物だとばかり思っていました.しかし最近でも日本全国で被害が出ており,しかもその原因が中国による大気汚染である可能性が高いというのだから本当に驚きます.低い人間性,人権侵害,欠落した教養と倫理観,毒入り食品,黄砂,そして大気汚染(しかも越境汚染による人体への被害)と,中国の”どうしようもなさ”を改めて感じた次第です.2つ目は,スペースシャトルが打ち上げられるまでの,最終段階における過程について.外部燃料タンクやエンジンにシャトルが取り付けられた後,発射台まで約5.5kmの道のりを6時間から8時間もかけて移動するなんて全く知りませんでした.

shuttle-moving

link: Space Shuttle Processing via Neatorama



Posted at 18:35 in 主張・考察・その他 | Permalink | No Comment | | edit

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