日本は資源に乏しいし,今やブランドとなった電化製品だって元々は欧米諸国のパクリだし,とにかく日本発のオリジナルが少ないわけですが,その中でマンガは世界に誇れる日本のクリエイティブなものです.そのマンガが,防衛省というか日本政府といか,とにかくよく分からない,風通しの悪い組織の巨大な力により悪用されている気がしてなりません.防衛省のマスコット「ピクルス王子」のことです.麻生太郎外務大臣のマンガ好きは有名で,このことからピクルス王子の存在も理解することはできます(防衛大臣は久間氏ですけど).でも自衛隊の活動や,日本の軍事面での国際貢献の現状,もっと言えば憲法9条の云々といった,はっきり言って面倒くさい部分を,可愛らしいマンガを利用してうやむやにしているイメージを強く受けるのです.場合によっては,日本のマンガ文化にマイナスイメージが備わることにも成りかねない気がします.
話しはかなり飛びますが,発泡酒.政府に日々いじめられている庶民のために,高い酒税を何とか回避し,且つビールと変わらぬ味わいを再現すべく,メーカー各社は発泡酒の開発に勤しんだのです.そしてついに完成しました.安い発泡酒や第三のビールは本当のビールより売れるようになりました.ところが国は発泡酒の税金を上げました.よく売れているからです.メーカーの努力は水の泡.何のための発泡酒開発だったのか分かりません.
マンガにもこのままでは同じような未来が待っているように思うのです.いろんな人によって,マンガは近代日本を代表するオリジナルな文化として確立した.日本人も外国人もこぞって日本のマンガを称賛した.これに目を付けた日本政府.大きな力で美味しいところだけをかっさらって,残ったのは日本のマンガに植え付けられた負のイメージだけ.それも国際的な規模での風評被害です.「マンガなんてどうせ日本という国の政策や触れられたくない部分をカモフラージュするための道具なんだろ」みたいな.こんなことではあまりにもマンガが惨めではないですか.麻生外相が本当にマンガ好きなのであれば,この辺りまで考えていただきたいものです.日本のマンガ文化に傷を付けてはいけないのです.

SDF deploys perky mascot to boast cuddly image
Perky cartoon character Prince Pickles -- with saucer eyes, big dimples and tiny, booted feet -- poses in front of tanks, rappels from helicopters and shakes hands with smiling Iraqis.
"Prince Pickles is our image character because he's very endearing, which is what Japan's military stands for," said Defense Ministry official Shotaro Yanagi. "He's our mascot and appears in our pamphlets and stationery."
writeback message: Ready to post a comment.