Aug 14, 2007

日本酒度の計測方法と比重について

日本酒は,一般的には辛口がプラスで甘口がマイナスと示されていますが,それは何故だろうと疑問に思ったので,日本酒度の計測方法を調べてみました.すると,プラスだのマイナスだのというのは,4℃の純水に対する15℃の日本酒の比重であることが分かりました(水は約4℃で密度が最大になる.15℃はアルコール度の計測方法に基づくと思われるが,詳しくは後述のリンク先を参照).日本酒のプラスマイナスが比重を示すとは知りませんでした.

日本酒度の理屈はこうです.純水より密度の小さい酒(つまり重量が軽い酒であり,比重が小さい酒)は糖分が少なく(つまり辛口),同量の純水の場合と比較して比重計がたくさん沈むため,プラスとなります.甘口の酒はこの逆.なお,計測方法の詳細はこちらのサイトに詳しいです

一度理解してしまえば簡単なことなのですが,慣れないうちは比重の大小とプラスマイナスの符号が逆の関係にあるように思えてしまい混乱します.「(比重が)大きいからプラス,(比重が)小さいからマイナス」というのなら分かりやすいんですけどね.実際は逆なのです.

で,気になったことを一つ.いくつかのサイトを見て回ると,「比重が重い」とか「比重が軽い」という表現に出くわしました.有名な酒造会社のウェブサイトや,ネットショップを大々的に展開する酒屋さんのウェブサイトですら,比重に対して「重い」「軽い」という表現をしているのです.名誉のためにリンクは控えますが,これはかなり恥ずかしいことです.比重は,あくまでも「比」なのだから,大きいとか小さいと言うべきです.密度にしてもそうですが,単位が「g(グラム)」でない限り,重いとか軽いという表現は適切ではないと思います(今日は気分が重いよぉ・・・などは別).


Posted at 03:35 in 主張・考察・その他 | Permalink | No Comment | | edit

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