なんでも評点さんで興味深い記事が紹介されていました.「スリランカで報じられている奇跡のいくつかは捏造なのか? - 日本のメディアも釣られていたりして」と題されたこの記事は,報道の信憑性を改めて考えされられるものです.Sri Lankans seek miracles amid tragedyというオリジナルソースを元に論じられています(IOL -Asia・英文).
なんでも評点さんの記事と組み合わせながら,オリジナルソースの内容を簡単にレビューするとこうです.
『1月9日付けの讀賣新聞で,「がれきの下から13日ぶり救助・・・スリランカで被災男性」という報道があった.しかし現場近辺の住民は,この男性の姿を津波の後に何度か見たと証言.またこの男性が運び込まれた病院の医師の証言も非常に曖昧.しかし男性を救出した人々は,「確かに瓦礫の下から彼を助けた」と証言.ところが救出チームはJVPというスリランカ人民解放戦線により編成されたものだった.つまり彼らの手柄は政治的に利用される可能性が高いと推測できる(なんでも評点さんも同じように考察していますが,僕もそう思います).したがって男性が本当に13日ぶりに救出されたのかについては信憑性が薄い.この他にも,「動物たちが津波を予知して津波発生前に避難し,難を逃れた」というような報道や,「寺院が津波で破壊されたにも関わらず,仏像は一体たりとも損壊していない」という報道も,実は非常に怪しいということが分かった.』
オリジナルソースのタイトル通り,スリランカの人々は悲劇の中に奇跡を求めているのかもしれません.状況が状況だけに,少しでも明るい話題に飢えているんでしょう.しかし「奇跡」だと思っていたことが実はウソで,それどころか(政治的に)悪用されていたと知ったら,スリランカの人々はどう思うでしょうか.日本人である僕は,ひどい話だと感じましたが・・・.そんなニュースは,ちっとも明るい話題ではないですから.
オリジナルソースの最後は,「Perhaps he is afraid he will get into trouble. Who knows?【彼(救助された男性)はトラブルに巻き込まれるのを恐れているのかもしれない.誰が真実を知っているのか?】」と締めくくっています.この文章からも,救助された男性が(JVPから?)政治的圧力をかけられていることが推測できます.もしかすると,男性が運び込まれた病院の医師たちも,真実を語らぬよう何らかの圧力を受けているかもしれません.
我々はマスコミの報道を頭から信じてはいけません.視聴者あるいは読者が面白いと思うようにフィルターをかけられている可能性があるからです.または,外部に知られたくない情報が欠如している事だって大いにあるからです(この考え方はtakaさんから以前頂いたコメントに強く影響を受けています).ここで引用した「曖昧なスリランカの報道」のようなことは,決して特別な例ではないのです.しかし逆に疑ってばかりいたら報道の意味が無くなります.つまり,我々は見聞した報道一つ一つに対して自分なりに吟味し,考察する必要があります.信じて良いところと,そうでないところを見極める眼を養う必要があります.今回改めてその大切さを痛感しました.
なんでも評点のmiccckeyです。
うちのブログは時間に追われながら記事を書いていることもあり、あんまり深い考察を意図的に避けていたりもするのですが、こういうふうに偏りのない視点から掘り下げた分析をしていただくと、嬉しくなります。痒いところに手が届くみたいな感じで。
今後ともよろしく。
なんでも評点のmiccckeyです。
うちのブログは時間に追われながら記事を書いていることもあり、あんまり深い考察を意図的に避けていたりもするのですが、こういうふうに偏りのない視点から掘り下げた分析をしていただくと、嬉しくなります。痒いところに手が届くみたいな感じで。
今後ともよろしく。
わざわざこちらにもコメントをいただき,ありがとうございました.無い知識と文才で頑張って記事を書いていますが,このようなコメントを頂けると単純に嬉しいです.つくづく自分は褒められて伸びるタイプだと痛感します(笑).
お忙しいとのことですが,これからも鋭い記事を書き続けてください.そしてまたハイエナのようにたからせてください・・・.
こちらこそ,今後とも宜しくお願いします.
はじめまして、ムシムシと申します。
「なんでも評点」さんのところでタマにコメントをつけさせてもらっているものです。
ネットの情報について、自分なりの考察を書いてみました。
cozymax様と同じような結論になってますけど……。
よかったら、読んでみてください。
ムシムシさん,コメントありがとうございました.
ムシムシさんが書かれている「同じような情報が、情報源を別にした複数から入手できた場合、人はその情報を信用する。」という一文,まさにその通りだと思います.そしてこれはスマトラ島沖地震のニュースに限らず,すべての報道や出版物等に対して言えることだと思います.
ニュース番組もそうですが,特に雑誌は”どぎつい”脚色をしないと発行部数を伸ばせないんでしょう.そのためには,あること無いことを書くことだってあるでしょうね.だけど雑誌はまだ良い方で,最悪なのはネットの世界です.ジャーナリストでもなければ記者でもない,僕のような一般の人間が,勝手に,しかも匿名で情報を垂れ流します(ここが雑誌と大きく異なる点).
ネットの世界の良いところは,膨大な情報が検索できることです.だけどそれはあくまでも「手がかり」に過ぎず,その情報を手に入れた時点で「ゴール」ではありません(むしろスタート地点に立った状態ですね).だから鵜呑みにしてはいけないのです.
ムシムシさんが書かれた考察を読んで,改めてこんな風に思いました.
僕も一応は匿名でこのブログをやってますが,それなりに責任を持って記事を書いているつもりです.参考文献(記事)の引用先や出典先も明記するようにしています.しかし所詮は素人です.このブログの情報も,是非鵜呑みにはしないでください!(笑)
writeback message: Ready to post a comment.