突然ですが「の」の使い方について.「ニシンのマリネ」「なすの揚げ浸し」「カツオのたたき」・・・.ではこれではどうでしょうか.
「ニンニクのカリカリチキン」
僕は激しく違和感を覚えたのですが,どうでしょうか?とある居酒屋で実際に見かけたメニューです.「ニンニクのカリカリ揚げ」とかならまだ分かりますが(それでも丸ごと揚げてあるのか加工してあるのか不明ですが),「ニンニク」と「チキン」が「の」で正しく結ばれていないため,このメニューを正確に理解することはできないのです.一般に,「の」は後に続く名詞を修飾するようにして用いられるのだから,「ニンニクのカリカリチキン」という日本語は,そもそも成り立たないのです.こんなメニューをひっさげて,なおかつ店員が「3000円からでよろしかったでしょうか~?」とか平気な顔で宣っていたら悪酔いしそうです.
ちょっとニュアンスは違うのですが,知人が体験した居酒屋のメニューも強烈だったようです.「ネギ焼き」というのがあったので注文したらしいのですが,彼らは「長ネギを刻んだやつがたくさん入っている,韓国のチヂミのようなそれ」を想像したのに,出てきたのは長い串に長ネギがいくつも刺さった,正真正銘の「ネギ焼き」だったのだそうです.そんなものは普段料理をしない独身男性でも作れるわけで,わざわざ店に行って食べるものではありません.しかも割と高かったらしいので最悪です.
一部例外はあるものの,多くの人に共通して言えることとして,飲み屋に行くということは,すなわち気分良く飲むために行くわけですから,上記のようなストレス(精神的ぼったくり)は誰もが感じたくないのです.このストレスというのは,グルメレポーターが箸を正しく持っていないのを見たときに感じるものと同類です.仕事としてやっている事なのだから,最低限のレベルはクリアしてほしいです.「日本の文化である箸を正しく扱えないお前に,日本料理のすばらしさなど分かるはずがないんだ!間違いないっ!」とか,長井秀和に突っ込んでほしいですが,ちょっと古いので別にいいです.
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