インド(ムンバイ)での,ストリートチルドレンを援助するためのゲリラキャンペーン.三角形のメニュー表の内側に,ストリートチルドレンの写真の切り抜きが隠されています.54店舗がこのキャンペーンに協力し,6週間で200,000ルピー(1ルピー=2.75円)の寄付金が集まりました.
インドに限らず,世界中でストリートチルドレンは大きな問題であり,それと同時に彼らを取り巻く劣悪な環境(麻薬中毒者の横行やHIV/AIDSの蔓延)も無視できないわけですが,このようなやり方はどうなんだろうというのが個人的な意見です.お客はリラックスを得るためにコーヒーショップに来ているのに,入店早々このような衝撃的な写真を見せられたのではリラックスどころではありません.仮にお金を寄付したとしても,それ以降晴れ晴れしい気持ちでコーヒーを飲めるとは思えません.「寄付金さえ集められればそれでいい」という考え方が,「金さえあればそれでいい」と言っているようでなんか嫌です.もっと言えば,もしこのキャンペーンで「ストリートチルドレンはコーヒーなんて飲めないんだぞ!(だからそのコーヒー代を寄付しろ)」という主張をしたいと思っているなら,それは大きな間違いだと思うのです.なぜなら,そんなことを言い出したらきりがないからです.国民全員がストリートチルドレンと同レベルの生活を強いられることになってしまいます.
「お金では解決できない問題があるからこそストリートチルドレンの問題がある」ということを一番よく知っているのはこのキャンペーンの主催者のはずなのに,根底に矛盾が生じている気がします.もちろん先立つものがなければ活動もできないというのは分かりますけどね.でもお金を集めるだけなら他に方法があるはずです.
via HOUTLUST
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