Sep 11, 2006

草間彌生はとにかく凄いの一言に尽きる

草間彌生が何者かは,先日の世界文化賞受賞で初めて知った次第です.テレビに映るその姿にまず圧倒され,次に強烈な目の力,喋り方,喋っている内容というように数珠玉の攻撃を僕は受けたのでした.北海道では先ほど「無限の増殖-草間弥生の魂」というテレビ番組の放送がありました.この番組で更に草間彌生という人を深く知った気がしますが,恐らく僕は1/1000も分かっていないんだろうと思います.その証拠に,番組を見た感想(正確にはテレビの画面に映った草間さん本人や草間さんの作品群の感想)は「凄かった」しかないのです.ただただ凄かった.これ以外の言葉が見つかりません.番組を見終わった後,そもそもあの番組自体が草間作品の一つだったのではなかろうかとさえ思えました.

幼い頃に見た幻覚が今でも根強く残り,それが作品の根底にある一方で自らを精神科の病室住まいに追い込んでいる.うわべだけのスタイルで前衛芸術家を気取っているのではないことは周知の事実ですが,その生き方の凄まじさ故に,草間彌生という人間を前衛芸術家などという一言で片づけていいのかと思いました.適切な称賛の言葉が見つからないのですから.フジ子ヘミングの自伝を読んだ時にも同じような感覚になったのを思い出しました.また,僕は手塚治虫を漫画家の一言で片づけるのは余りにも軽すぎると思っているのですが,草間彌生に感じた印象はこれにも非常に近かったです.こうやって書くとベタかもしれませんけど,草間作品のいくつかからは手塚治虫の代表作である火の鳥の世界を感じました.

僕は音楽には興味があるものの,それ以外の芸術(特に絵画や彫刻)にはそれほど興味はないし,だから分からないのですが,たまに理屈抜きで心惹かれる,自分が大好きと思える作品に出会う事があります.草間彌生を知り,そういった作品が自分の中で増殖したのは嬉しいことでした.

<関連リンク>

Yayoi Kusama Official Site
草間彌生::Wikipedia
高松宮殿下記念 世界文化賞 草間彌生氏ら5氏が受賞


kusama-yayoi


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