この前テレビを見ていたときのこと.自民党のおじさんが「日本の少子化は女性が社会に出て働くようになったことが一番の原因である」みたいな事を平気な顔で喋っていました.このおじさんの名前を失念したのが惜しいですが,今でもこのような考え方を持ち,しかもテレビという影響力抜群な媒体で明言する人間がいることに激しく驚かされました.しかも国民の代弁者である国会議員という身分の人間ですからね.この人を当選させた後援会と選挙区を疑います.
昨今の我が国は何かにつけて欧米の文化を取り入れていますが,ほとんどのケースにおいて失敗しているように思います.とりわけ終身雇用制度の廃止と年功序列の撤廃は,日本の社会全体に大きな傷跡を残しました(容態は現在進行形で悪化していると思います).異文化を取り入れるためには,まず受け入れに必要なそれなりの基礎を築く必要があるのに,それを行わず表面だけを取り入れるから失敗するのだと僕は思っています.同制度の廃止により,企業戦士たちは明らかに将来への不安を抱えるようになりました.婚期の遅れは「不安定な身分」という彼らの気持ちの表れと言っても過言ではありません.女性の育児休暇は多くの会社で一応認められてはいるものの,実際のところ激しく肩身の狭い思いをして休むか,もしくは休めないかのいずれかだと思います.これが男性の育児休暇となれば「何を言っているのだバカヤロウ!」と一喝されて終わりな企業がまだまだたくさんあるでしょう.これも結局は「育児休暇」の表面的なものだけを取り入れたために生じた歪みであろうと思うわけです.
戦後の日本は欧米諸国のマネをして成長してきた節があります.特に電化製品は欧米の技術を取り入れ急速な進歩を遂げました.しかしそろそろ,先進国として自分の国のやり方に自信を持っていいのではないでしょうか.視野を広げるという意味ではもちろん外国のやり方にも目を向ける必要はあります.しかし今の日本は安易にそれを取り入れすぎです.終身雇用制度や年功序列制度があったからこそ戦後の日本はここまで復興を遂げたのです.これは紛れもない事実なのです.世界的に見たらマイノリティーな制度かもしれません.しかしマイノリティーだからマジョリティーになろうとする動きは必ずしも正しくはないのです.なぜならその国にあった制度を選択することの方が,マジョリティーなグループに加わるよりずっと重要だからです.もしどうしてもマジョリティーなグループに加わりたいのなら,日本は自国の伝統的な文化を投げ捨て,根底から欧米化する必要があるでしょう.まあそれはそれで面白そうですけどね.徹底してやれば.公用語も英語してね.そうすれば結婚式は教会で挙げて葬式はお寺で済ますとか,キリスト教徒でもないのにクリスマスをありがたがるとか,そういった変な文化的歪みも解消されますし,いいんじゃないでしょうか.orz...
日本の少子化、ますます進む
ライブドア・ニュース 12月21日】- 内閣府は21日、少子化の状況や対処のための施策をまとめた「少子化社会白書」を発表した。同白書によって、2004年度の出生率は、戦後初めて1.3 を下回った03年度の1.290をさらに下回る1.288となることがわかった。
少子化が進む背景として、男性が育児期に子どもに向き合う十分な時間を持つことができないことや、無職や雇用の不安定な若者が増加し、子どもを産み育てることが難しい社会経済状況になっていることなどが挙げられている。
今後の課題としては、高齢者関係給付を見直し、若い世代および将来世代の負担増を抑えることや、地域や家族の多様な子育て支援、働き方にかかわる施策、児童手当等の経済的支援などの育成支援施策を掲げている。
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