Mar 28, 2005

国内最長の三セク鉄道廃止へ

このブログを読んでくださっている方の中で「ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」をご存じの方が何名いるでしょうか.昨日廃止が決定された,道東を走る国内最長(140km)の第三セクター鉄道です.僕は鉄っちゃんではないし,廃止になっても生活上困ったりはしません.特別な思い入れもなければ,乗車したことさえもありません.でもなんか寂しいです.

「ふるさと銀河線」廃止決定

北海道の北見市と十勝管内池田町間を走る経営難の第三セクター鉄道、「ふるさと銀河線」の存廃を巡る道と沿線七市町の関係者協議会が27日、同市で開かれ、道は「残すにたる具体的提案がなく存続は困難」との判断を示した。その後、同線の運営会社、北海道ちほく高原鉄道の取締役会を開き、廃止を決めた。廃止時期は来年4月末になる可能性が高い。

数年前から廃止と存続を巡る議論が報道されていましたが,銀河線の沿線に住む住民の大半は存続を希望してきました.はっきり言って,銀河線が走る町村は田舎なんです.ちゃんと調べた訳じゃないですが,徐々に過疎が進み,且つ高齢化が進んでいると思われます.お年寄りが北見の病院まで通うには銀河線が頼りだし,高校生にとっては通学の足です.地域に根ざした鉄道.それが「ふるさと銀河線」です.しかし絶対的な利用者数が少な過ぎる.よって電車は数時間に1本の割合でしか運行せず,非常に不便です.不便だから更に利用者が減る.この悪循環が今回の廃止決定を招いたのだと思います.もちろん打開策は考えたようです.しかし決定打にはなりませんでした.

北海道ちほく高原鉄道株式会社のウェブサイトによると,銀河線は明治43年9月22日に池田-陸別間が完成し,翌年9月25日に陸別-北見間が完成したそうです.つまり今から約100年前に完成したことになります.その約100年の歴史に来年ピリオドが打たれます.

銀河線廃止後は,鉄道の代わりにバスが走るといいます.どんなバスなのか,また運行の間隔はどれくらいなのかは分かりませんが,どうせなら従来あるバスの概念を超えた,特色あるものにしてはどうかと思います.お年寄りにとって(お年寄りじゃなくても)バスが自宅前まで来てくれたら便利ですよね.バスというか,乗り合いタクシーのようなものを運行すれば需要はあると思うんです.東京のタクシーのように不特定多数のお客さんが乗る訳じゃなく,どうせ乗る人は決まってくるんだから,各々の自宅前まで行くことは難しい事じゃないと思いますが.冬なんか絶対にありがたいサービスだと思いますけどね.

銀河線沿線に住む住民の大半が,銀河線が廃止になることを寂しいと感じているはずです.「これから不便になるなぁ」とも.でも画期的なバスを運行することで,逆に「銀河線が廃止になってよかった」と思ってもらえればいいんじゃないでしょうか.少なくとも住民が「不便になった」と感じるような事だけにはしてほしくないです.この辺が沿線町村,ちほく高原鉄道株式会社,および道に課せられた今後の課題かと思います.

<関連リンク>
北海道ちほく高原鉄道株式会社 ふるさと銀河線
ふるさと銀河線に特急を走らせる会
ふるさと銀河線(ウィキペディア)


Posted at 00:31 in 主に時事ニュース | Permalink | No Comment | | edit

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